【緊急事態宣言発令中】歯医者には行くべきか?行かないべきか?

4月7日に安倍首相が新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を7都府県(東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡)に発出しました。

これによって不要不急の外出を自粛するよう要請が出され、百貨店や体育館、居酒屋、ナイトクラブなどで休業、イベントについては中止または延期の判断がされている所が増えています。

外出を自粛するよう要請している一方で、 医療機関への通院や、食料品・医薬品・生活必需品の買い出し、それに職場への出勤や散歩などの生活の維持に必要な場合は外出OKとなっています。

このような状況で歯医者はどうなんだろう?行っていいのか?行かない方がいいのか?、最近よく聞かれるので注意点などまとめていきます。

歯医者への通院でコロナに感染しやすいは間違い

テレビなどで、歯科医院でのコロナウイルスへの感染について報道されたり、SNSなどで情報が拡散されていますが、勘違いしてもらいたくないのは、歯科医院での感染のリスクが特別高いということはありません。

New York Timesの記事に下のような表が出たことで、ニュースなどで取り上げられてより、誤解を招いているようです。

この表についてもDentistと書いてあって、歯科医院を受診した患者さんが感染のリスクが高いと言っているわけではありません。

じゃあこの表を見て、歯科医療従事者は感染リスクが高いからアイツら感染してんじゃないか?と考えるのも間違いです。

この表は縦軸に【仕事中に病気に曝露される頻度】横軸に【仕事中の人との距離】を示しているだけなので、一概に歯科医師がコロナウイルスに感染するリスクが高いとは言えません。

コロナウイルスが流行していようが、してなかろうがこの表は変化しません。現時点で考えれば、呼吸器系の医師や看護師、またはどのような人が運ばれてくるかわからない救急救命の医師やスタッフの方がリスクは高いんじゃないかと考えられます。

それに加えて、歯科医院でもスタッフへの毎朝の検温予約を調整し診療室内に多くの人が密集しないようになど、歯科医師会を中心に十分な対策をしています。

治療の器具についても、滅菌を行った治療器具を使用し、ユニット(治療用のイス)周りも十分な消毒をしてますので決して歯科治療を行う事=患者さんへのコロナウイルス感染のリスクが高いわけではありません。



治療に行っていいのか?迷惑がられないのか?

歯医者の予約はしてるけど、行っていいのかなぁ、、、、?

歯が痛いんだけど、行って迷惑がられないかなぁ??

基本的に治療に来ていただいて問題ありません。

特に予約をしていて、歯科医院から特に連絡がなければ予約通り来院してもらって問題ありません。

ただし、歯科医院によっては予約の調整などを行っている歯科医院もあるので、予約が取りにくかったり、予約変更の連絡が来た時は協力をお願いします。

予約はしていないけど、歯が痛くなってしまった場合は、まずはかかりつけの歯科医院に連絡をしてください。

連絡なしに飛び込みで行くのは絶対にNGです。

歯医者に行く時に注意して欲しい事

迷ったらまず電話をください!!

歯科医院に行くかどうしようか迷った場合は、まず電話で相談してください。

治療の内容によっては、治療の間隔を空けない方がいい場合もあります。

逆に、病院の方針によってはメンテナンス定期検診については予約を調整している病院もあるので、自己判断をせず病院に電話をして相談をしてください。

「体調は悪くないのですが、このような時期なので伺って迷惑ではないかと思い連絡しました。」

と電話で言ってもらえたら、各歯科医院で判断して、アドバイスをもらえると思います。

発熱などがある場合も、来院する前にわかっている場合は、来院せずに電話で予約についてどうするか相談をしてください。

時間を守ってください!!

これはこの時期に限らずお願いしたいことではありますが、この時期は特に気を付けて下さい。

歯科医院によっては、予約を調整して待合室でたくさんの人が待たないようにしている歯科医院もあります。

時間よりかなり早く来院したり、大きく遅れてしまうとたくさんの患者さんが待合室にいる状態になってしまって、予約を調整した意味がなくなってしまいます。

また、ユニットの消毒など、準備や片づけに通常よりも時間がかかるケースもあり、診療の流れに影響が出てしまう事も考えられるので、予約時間は必ず守ってください。

無断キャンセルはやめてください!!

自己判断での無断キャンセルはしないようにしてください。

歯科治療は予約診療が基本で、1人の患者さんの為にスタッフ器材を確保しています。

予約の調整をしている病院では他の患者さんも治療を待っています。キャンセルがわかっていればその枠で他の患者さんを診療する事も可能です。協力をお願いします。

予約の変更をお願いするケース

  • 発熱(37度5分以上)又は呼吸器症状(せき・息切れなど。軽症の場合を含む。)をお持ちの方。
  • 強いだるさ(倦怠感)をお持ちの方。
  • 14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国された方。
  • 新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚接触歴がある方。

このような患者さんは、電話にて予約の変更をお願いします。(※各病院によって基準は異なるので、電話での相談をお願いします。)

これらの情報は、ご自身で歯科医院側に伝えて頂くしか知る事ができない内容が多く、なかなかスタッフからも聞きにくい内容もあるので、自己申告してもらえると助かります。

歯科医院のスタッフや患者さんが感染してしまうと、その後の診療に影響が出てしまいますので、協力してください。

ここにはない、直接の濃厚接触者ではないが、職場に濃厚接触の人が出てしまったなどもまずは、電話で相談してください。

緊急の治療以外は延期になる可能性も

現在、歯科医師会から

【緊急の治療以外の治療については、治療の延期などの対応をしていきましょう。】

という内容の通達が届いています。今後、コロナウイルスがどうなるのか予測がつかない状況で、歯科医師の判断で治療の延期をお願いする事があります。

”緊急の治療”という表現が非常に曖昧で、この処置と限定されているものではありません。

痛みなどがある場合は、まずは電話で相談をしてください。

コロナウイルスが心配だからといって我慢する必要はありません。だからと言って、連絡をせずに飛び込みでの来院はNGです。



アメリカでの緊急の治療の基準

日本では緊急の治療については、歯科医師の判断で行うことになっていますが、アメリカではきちんと定義されていて、ADA(American Dental Association)が患者さん用と歯科医師用で分けてネットにアップしています。

歯科治療を受けるべき処置・状態

  • Bleeding that doesn’t stop(止まらない出血)
  • Painful swelling in or around your mouth(口の中や口の周りが痛くて腫れている)
  • Pain in a tooth,teeth or jaw bone(歯や顎に痛みがある)
  • Gum infection with pain or swelling(歯肉が感染をおこして痛いまたは腫れている)
  • After surgery treatment(dressing change, stitch removal)(手術後の処置(包帯の交換、抜糸))
  • Broken or knocked out tooth(歯が折れた、歯が抜けた)
  • Denture adjustment for people receiving radiation or other treatment for cancer(放射線治療や他のガンの治療を受けてる患者さんの義歯調整)
  • Snipping or adjusting wire of braces that hurts your cheek or gums(頬っぺたや歯肉を傷つけている矯正用のワイヤーの除去と調整)
  • Biopsy of abnormal tissue(異常のある組織の組織検査)

予約を取り直すべき処置・状態

  • Regular visits for exams, cleanings, and x-rays(通常の検査・クリーニング・レントゲン撮影での来院)
  • Regular visit for braces(通常の矯正治療での来院)
  • Removal of teeth that aren’t painful(痛みのない歯の抜歯)
  • Treatment of cavities that aren’t painful(痛みのない虫歯の治療)
  • Tooth whitening(ホワイトニング)

このようにアメリカでは受けるべき治療予約の取り直しをすべき処置がしっかりと発表されています。

今回紹介したのは、患者さん向けの処置内容です。

アメリカと日本で違いはあるかもしれませんが、参考にしてみて下さい。



結論

歯医者に行くべきか?行かないべきか?は

電話で相談する!

ですね。検診などで処置の内容がわかっている場合は、ご自身の判断でキャンセルしても問題ないですが、治療途中の場合は、自己判断せずに電話で相談しましょう。

歯医者で治療を受ける事が決してコロナウイルスの感染のリスクが高いわけではありません。

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